川村水産の創業者である私の父は、お酒が好きで　毎日のように晩酌をしていました。 日本酒の一升瓶をドンとテーブルに置いて、手酌でコップについで飲んでいた姿を思い出します。

そんな父が酒の肴でよく食べていたのが、自分のところで造った干し氷下魚（完全に干したもの）です。

私は、小さい頃から　晩酌で父が食べていた干し氷下魚を貰って食べていました。 その頃から私は干し氷下魚が大好きでした。

考えてみると、私が判断する干し氷下魚の味は　小さい頃から食べていたあの干し氷下魚が 基準になっているようです。

川村水産で製造する干し氷下魚は、私が子供の頃から好きだった　あの味になるように造っていると言う事になります。

私が造る干し氷下魚の味は、今は亡き父も　きっと納得してくれると思っています。(2008.5.14)

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